似合わない服を似合わせられるようになるには、どんなイメコン診断を学べば良いのか

 

こんにちは!
for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)代表の久野梨沙です。

 

似合わない服を似合わせられるようになるには、どんなイメコン診断を学べば良いのか

 

▲FPSSの面談と並行して、オンラインファッションカウンセリングのご予約も多いです。先ほどまでZOOMでお客様とカウンセリング!

 

 

前回のブログでは、服装心理学で幅広いおしゃれの悩みを引き出したり、心の奥底にあるおしゃれへの願望を引き出せるようになること。しかしそれを実現するには、専門的なファッションスキルが欠かせないことをお伝えしました。

 

今回は、そんな「服装心理学とセットで身につけるべきファッションスキル」とはどんなものなのかを、具体的にお伝えしていきたいと思います。

 

服装心理学を活用したパーソナルスタイリングでは、まず初めに必ずお客様の内面を把握するために服装心理診断を受けていただいたり、またカウンセリングをじっくり行ったりというところからスタートします。

この過程の中で、お客様の本当のお悩みは、お客様が受けようとしているサービスでは解決されないかも知れないということに気づくことが良くあります。

 

例えば、

「様々なサロンで既にパーソナルカラー診断や骨格診断、顔の診断などを受けてきたけど、似合うと言われた服を着てもイマイチしっくりこない。だから改めて別の場所で診断を受けた方が良いと思って来ました」

というお客様がよくいらっしゃいます。

 

こういうお客様はだいたい、

これまで受けてきた各診断が間違っているのでは?
診断が間違っていないにしても、説明がわかりづらかったせいかもしれない。もう一度違うところで受ければ理解できるようになるかも!

という考えで、私の元へいらっしゃるわけです。

 

しかし、服装心理診断やカウンセリングをしてみると、診断が間違っていたとか、診断した人の伝え方が悪かったとか、そういう問題ではないとわかることが多いんですね。

 

似合わない服を似合わせられるようになるには、どんなイメコン診断を学べば良いのか

 

多いのは、実はそのお客様の中に「こういうテイストの服が着たい」というイメージがあって、それと自分が似合うといわれた服のテイストが違うことが受け入れられない、というケース。

 

こうなると、そもそもそのお客様の真の願望は「似合う服が知りたい」ことではないわけなので、何回サロンに通って診断を受けたとことで、満足できるはずがありません。
だって、そのサロンが提供しているサービスは「似合う服を教えること」だから。
ニーズとサービスが合っていないんです。

 

つまり、通常のパーソナルスタイリングサービスやイメコンサービスでは、対応できるお客様のニーズがかなり限られている、ということなんです。

ですから、これらを利用するには、お客様が自分自身で「私がやってほしいことは、ここのサロンのサービスで満たされるのか?」を判断しなきゃいけない。

でもそれってかなり難しいこと。

 

その結果、お客様も満足できないし、サロン側としてもいつもリピートに繋がらず、延々と新規集客を頑張らなきゃいけなくなる・・・というわけなんです。

 

しかし、服装心理学とそれに必要なファッションスキルを両方身につけていれば、お客様自身が自分の本当の願望に気づいていなくても、それを引き出し、実現できるようになります。

例えば「本当は似合う服が知りたいんじゃなくて、自分が着たい服を『着ていいよ』って言って欲しい」というお客様の願望がわかったのであれば、

 

①まずは、お客様に、お客様の中にある本当の願望に気づいてもらう

なかなか自分の本当の願望をすんなり受け入れられない人もいます。
でも、服装心理診断の結果にそういう自分の性質が表れていたり、カウンセリングの中に出てきた数々の言葉に、無意識にそれが表れていたりしますので、それを丁寧にご説明していくと、すとん、と理解していただけるようになります。

 

②似合う服を着るべき、という「呪い」を解く

こういうお客様は、「私は似合う服を着るべきで、着たい服でもそれが似合わないなら我慢すべきなんだ」という思い込みを持っているケースが多いです。
これも、私が日頃から解いている「おしゃれの呪い」の一つです。

そんな呪いが、「本当はこういう服が着たい」という願望を押し込めてしまう原因になっているので、それは思い込みに過ぎないこと、似合わない服でも似合うように見せることはできるんだということをお伝えしていきます。

 

③改めてフォースタイル診断をして、着たい服を着るハードルになる部分と有利に働く部分という観点で外見を分析する

ここでようやく、顔パーツ診断・体型診断・パーソナルカラー診断の3つからなる「フォースタイル診断」を受けていただきます。
しかし、単に似合う服を知るために診断するのではなく、お客様が着たい服を着るために不利になりそうな外見要素と有利になりそうな外見要素を分析する為に行う、という点が通常のイメコン診断と大きく違う点でしょう。

 

ちょっと難しそうに感じますか?
しかし、フォースタイル診断は、「着たい服を似合わせるためには何をすればよいか」が、初心者でもわかりやすいように開発されています。

 

例えば、顔パーツ診断は以下の4タイプに診断するんですが、

 

似合わない服を似合わせられるようになるには、どんなイメコン診断を学べば良いのか

 

このそれぞれに「レベル値」が自動算出されるようなシステムになっています。
Feminine↔Masculine、Young↔Adult、すべての要素が最大レベル10のうち、お客様の顔はレベルいくつなのか、というのが診断フォームを利用することで自動算出されるんです。

 

Feminine×Adultという診断結果のお客様がいた場合、

Feminineレベル1×Adultレベル2

というお客様と、

Feminineレベル5×Adultレベル8

というお客様がいたとしたら、後者の方が「Feminine×Adult」度合いが強い・・・つまり、より「大人っぽく女性らしいお顔立ちの傾向が強い」ということになります。
そんなお客様が「大人っぽくクールな服装が着たいんだ」という願望を持っていたとしたら、「このレベル値からいくと、大人っぽい服は簡単に似合うけど、クールなカッコイイ服装は似合わせるのに工夫が必要だぞ」と理解できるわけです。

 

つまり、フォースタイル診断は、初心者スタイリストでも、「似合うづらい服を似合わせるには、どこがハードルになるのか」というのがすぐにわかるようなシステムで作られている、ということ。

 

④フォースタイル診断でわかったことに注意しながら、似合わせスタイリングをご提案する

着られないと思っていたファッションを素敵に着られることがわかりやすく説明できるので、お客様にも本当に喜んで頂けます。
信頼関係もしっかり構築できるので、季節ごとのお買い物同行や、ワードローブチェックと言った長期的なサービスご利用に繋がりやすいのも特徴です。

 

何より、「お客様が心の底から求めているサービスを提供できる」という歓びややりがいは、もう本当にかけがいないものです・・・!

 

・・・・・・

 

服装心理学を使うと、様々な願望やお悩みを引き出せてしまうからこそ、その解決にまで責任を持って行わなければいけない。
だからこそ、それがやりやすいような仕組み作りに注力して、診断システムやスタイリングメソッドを作り上げてきたんです。

 

だから、もし「ファッションを通じて、お客様のより深いお悩みに関わりたい。でも自分にできるんだろうか・・・」と悩んでいる人がいたら、ぜひ安心して下さい。
それができるように、私とFPSS全体でしっかりサポートしていきますよ!

 

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執筆者プロフィール

久野 梨沙
久野 梨沙for*styleパーソナルスタイリストスクール代表
株式会社フォースタイル 代表取締役社長/一般社団法日本服装心理学協会 代表理事/公認心理師

服装心理学®に基づくパーソナルスタイリングの第⼀人者。大学で心理学を研究した後、大手アパレルメーカーの企画職を経てスタイリストに。社団法人日本服装心理学協会の代表として、装いが人の心に与える影響を研究する「服装心理学®」の啓蒙活動にも尽力。自己肯定感を高めるファッションカウンセリングや、服装を用いた印象コントロールに定評がある。著書に「最高にしっくり似合う服選び」(学研プラス)など。
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