同系色のコーディネートは明るさのバランスを意識するとまとまりよく仕上がる!【スタイリング添削】
FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。
パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。
目次
在校生・yamadaayakoさんのコーディネート作品
こんにちは。在学生のyamadaayakoです。
入門講座11コマ目「カラーコーディネート」の授業の課題コーディネートを提出します。
同系配色のコーディネートの課題提出です。
カラーカードを用いながら同一色相配色のコーディネートを作りました。
アラサー女性が5月下旬の休日に英会話教室に通うシーンを想定しています。
オフなのでかっちりしないいけれど教室に行くのである程度のきちんと感はkeep。
用いた色は、同一色相配色で作成した為、黄色(8:Y)のみのトーンオントーン配色のコーディネートです。
ブラウスはライトトーンを選び顔周りを明るくし、さらに襟が開きボウタイがついているのでで首を細く長く見せます。
パンツはグレイッシュトーンで引き締め、さらに光沢感のある素材で下半身をカバー。
バッグはオンスタイルではなくオフスタイルなのでアクセントにするためにヴィヴィッドトーンをチョイス。
靴はペールトーンとオープントゥで軽さを出しつつ安定感のあるウェッジソールでボリュームを出しました。
アクセサリーはイエローゴールドで統一しました。
講師・久野よりコーディネートへのアドバイス
yamadaayakoさん、こんにちは!
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。
まず今回セレクトした色は8:Y。黄色ですね。
「同系配色」は、すべて同じ色相でまとめる配色ですから、このように色相を固定し、明度・彩度が異なる色で組み合わせていく「トーンオントーン」配色をしていくこととなります。
この点はしっかり理解できていますね。
では次に、選んだトーンを表の中で見てみましょう。
ピンクの星印が付いているところが、今回使ったトーンです。
彩度の観点から見ると、洋服がすべて低彩度なのに対し、バッグだけが高彩度になっていることがわかります。
明度を見ると、洋服は高明度と低明度寄りの中明度でコントラストがついているのに対し、バッグだけは中明度で、明度の点ではコントラストがついていないことがわかります。
以上の点を考えると、「彩度でコントラストをつける」のか「明度でコントラストをつける」のかがはっきりしていないという問題点が浮かび上がってきます。
彩度でコントラストをつけたいなら、明度は服からバッグまですべて中明度でまとめ、洋服は低彩度、バッグのみ高彩度にするといった配慮をすると、より効果的だと思います。
もちろん高彩度のものは使わず、明度だけでメリハリをつけるという方法もありますね。
また、足元にペールトーンが使われているので、いくらウェッジソールでもやはり軽く見えてしまっている、というところも気になります。
あとは、英会話教室に行くならテキストなども持って行く可能性がありそうですが、それにしてはバッグの大きさがちょっと足りないかな・・・という点も。
以上の点を踏まえ、このコーデを修正し、再投稿して下さい。
再投稿は新たに記事を作成せず、この文章の後に付け加える形で更新をお願いします。
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