目が細かい素材同士でクリーンな印象のオフィスコーデ【スタイリング添削】

FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。

パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。

 

在校生・yamadaayakoさんのコーディネート作品

こんにちは。在学生のyamadaayakoです。

入門講座10コマ目「素材から考えるコーディネート」の授業の課題コーディネートを提出します。「目が細かい素材同士のコーディネート」の課題を、化粧品会社に勤めるアラサー女性のオフィスカジュアルスタイルというテーマで作成しました。

季節は6月の平日の設定です。
 

 

サテンのブラウスとサテンのパンツを合わせた目が細かい素材同士のコーディネートです。
 
ウエストラインがルーズになるトップスにタック入りのパンツで下半身をすっきりと。
ライトブルーのトップスが映えるように小物はベージュ系で統一し、ツルッとした素材感でも丸みのあるバッグと靴を選び、硬い印象にならないようにしました。
 
反対にアクセサリーはロングネックレスでＶラインをつくり、スクエア型の時計でシャープさを。
ピアスが丸みのあるティアドロップ型なのでバランスを取る為にヘアスタイルはタイトなポニーテールをイメージしています。

 

講師・久野よりコーディネートへのアドバイス

yamadaayakoさん、こんにちは！
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。


テーマである素材選びはOKですね。
目の細かい素材はフォーマルな印象が強くなりますが、シンプルなデザインのアイテムを選び、抑えた色使いをしたことでよりキレイめな印象の強いコーディネートになっています。
 
全体にはこのままでも十分良さそうなコーディネートですが、「ライトブルーのトップスが映えるように」という意図であれば、パンツはホワイトを選んだ方が良かったのではないかと思います。
以下のようなイメージです。
 

 
ライトブルー自体彩度が低い色ですので、無彩色と合わせた方が色味はより引き立ちます。
ベージュを合わせると低彩度同士の組み合わせとなり、ライトブルーを引き立てるというよりなじませるスタイリングになります。
 
また、これまでの課題を見ると靴とバッグの色を合わせるスタイリングが多いようですので、こんな風にちょっと遊んでもよいかもしれません。
 

 
サテンで光沢のあるベージュのバッグと、ライトイエローの靴に変更。
こうすると、ピアスのイエローゴールドと靴がリンクして、イエローゴールドの黄みがより濃く美しく見えます。
シューズを遊んだ分、バッグもより柔らかい素材に替えることでバランスを取りました。
 
修正前後を比べてみましょう。
 

 
色・素材・形のすべてをなるべく共通させるようなコーディネートはだいぶ慣れてきたようですので、色味を揃えて素材・形をずらしたり、素材の質感を揃えて色や形をずらすといった変化のあるスタイリングにも挑戦して下さい。
 

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