他社はオートマで、FPSSはマニュアル運転?スタイリングメソッド、他社とFPSSの違いを比較

 

こんにちは!
for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)代表の久野梨沙です。

 

他社はオートマで、FPSSはマニュアル運転?スタイリングメソッド、他社とFPSSの違いを比較

▲先日発売されたUNIQLO and HELMUT LANGのジーンズをチェックしに、FPSS卒業生のカワサキさんとなつきさんと。

感染症が落ち着いてきたので、徐々にまたこうした課外活動が増えています!

 

半年前に卒業した生徒さんが感じた、FPSSと他スクールのメソッドの違い

 

半年前に卒業した第12期生のNAGさんが、こんなブログを投稿していました。

 

他社はオートマで、FPSSはマニュアル運転?スタイリングメソッド、他社とFPSSの違いを比較

 

モニター企画を通して、他社診断をすでに受けていらっしゃるお客様が多いことについて考えてみました。 | Dr.NAGの服装科学研究室

 

診断のモニターに応募してくれる方の中に他社のイメコン診断を受けたことがある人が多く、そのヒアリングを通じて他社のメソッドとFPSSのメソッドの違いに気づいた、という内容で、実感のこもったとても面白いブログでした。

 

少し引用させてもらうと、NAGさんいわく

✅他社診断=わかりやすくてエンタメ要素の高い「オートマティック仕様
✅FPSSメソッド=大まかな原理を知ることで、使いこなせれば自由度の高い「マニュアル仕様

と感じたそうです。

 

この表現はすごく的を射ているなぁ、と私も感心してしまいました。

 

バズりやすい、けど1回受ければ終わりになってしまう従来のイメコン診断は、AIがさらに進化したら人間の出る幕はなさそう…

 

似合う服を診断するための他社の様々なイメコン診断は、3〜4のタイプに分類する形式です。

絶対どれかには当てはめるので、「○○タイプ」とはっきり名前がつくのでSNSに投稿しやすいですし、他の人もたくさん投稿しているので情報収集もしやすいです。

一番近いタイプにはめ込んで診断すれば良いので、診断する側としても必ず答えを出せるというメリットがあり、まさに車の運転で言えば「オートマティック」。
決まった手順を踏めば、必ずどれかのゴールには辿り着けるイメージです。

 

それに対してFPSSの診断は、その人の外見にどのような特性があるかを数値化します。
顔パーツ診断であれば、「Feminine度 7点、Masculine度 3点、Young度 5点、Adult度 1点」といったようにです。

決まったタイプに分類するわけではありませんので、診断結果は何百通りにもなります。
受ける人に取っては自分の外見の特性がかなり細かく把握できて、だからこそ、似合いづらいものの似合わせ方も見えてきます。

 

FPSSの診断はどれかのタイプに分類することが目的ではなく、診断を通じて把握した特性をどう使っていくか、応用していくことが基本なので、そういう面ではまさに「マニュアル」といえます。
どんな運転も自在にできる反面、運転の仕方を身につけるのに専門知識がいるという感じですね。

 

さて、最近車の世界でも「自動運転」がかなり進化してきていますよね。
AIは、決まった世界、イレギュラーがない世界は大得意。決まっていることであれば、人間と違って無限といっていいほど膨大な知識を記憶できます。

そうなると、タイプ分類するだけのイメコン診断は、今後はAIによって自動診断が可能になっていくでしょう。

 

受けるお客様にとっては、webサイトや商業施設の試着室などで簡単にコンピューターによる自動診断が受けられるようになるメリットがありますが、診断を主要サービスとしているイメコン・スタイリストにとっては、なかなか厳しい時代が訪れるかもしれません。

 

そういう先々まで考えると、お客様の目指すゴールに向かって応用する手間はかかるにしても、より多様なアドバイスができるFPSSメソッドのほうが、診断単体だけを考えても、ビジネスとしての寿命がかなり長そう、ということは自信を持って言えます。

 

タイプに当てはめられることへの反発が、徐々にファッション系メディアにも広がってきている

 

そしてさらに、最近までこうしたタイプ分類するイメコン診断を大きく取り扱ってきたファッション系メディアの流れも変わってきています。

 

自分のタイプ以外の服も着たい!
タイプ診断されたことで息苦しい気持ちになってきた…

 

そんな消費者の声を紹介しつつ、「自分の『好き』に正直に、服を楽しもう」といった主張が増えてきているのです。

 

その流れで、私の元に「服装心理学について詳しく聞きたい」という取材依頼もかなり増えてきています。
この秋には、某大手ファッション誌にも取り上げられる予定で、今月中に取材を控えています。

 

心理学を使ってカウンセリングをすると、タイプ分類とは真逆のパーソナルなアドバイスができるようになります。
AIが世の中に浸透していくと、タイプ分類のような決まった答えを出すだけのサービスは、だんだん価値が下がって行ってしまうのでしょう(おそらく最終的には、「服を買えば無料で診断できる!」といった形に落ち着くのではないかと思っています)。

 

それと反比例して価値が上がっていくのが、自分のことをより詳しく知って、気持ちに寄り添ってもらえるパーソナルなコンサルティングです。

 

FPSSでは、10年前から服装心理学を使ったパーソナルなファッションアドバイスをビジネスにする方法をお伝えしていますが、これからの時代、その重要性がさらに増していくと考えています。

 

 

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執筆者プロフィール

久野 梨沙
久野 梨沙for*styleパーソナルスタイリストスクール代表
株式会社フォースタイル 代表取締役社長/一般社団法日本服装心理学協会 代表理事/公認心理師

服装心理学®に基づくパーソナルスタイリングの第⼀人者。大学で心理学を研究した後、大手アパレルメーカーの企画職を経てスタイリストに。社団法人日本服装心理学協会の代表として、装いが人の心に与える影響を研究する「服装心理学®」の啓蒙活動にも尽力。自己肯定感を高めるファッションカウンセリングや、服装を用いた印象コントロールに定評がある。著書に「最高にしっくり似合う服選び」(学研プラス)など。
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