学内面接を想定したコーディネート【スタイリング添削】
FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。
パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。
目次
在校生Sayuriさんのコーディネート作品
こんにちは。在校生のSayuriです。
入門講座8コマ目「コーディネートの考え方基礎」の授業の課題コーディネートを提出します。
40代後半、大学職員のコーディネートを作ってみました。
季節は冬、学内面接を受験のためのスタイルです。
きちっと感が出るよう、黒のジャケット、とはいえあまり硬くなりすぎないようにスカートは柔らかな雰囲気のものを。
でも甘くならないようネイビーを選びました。
インナーにグリーンをさし色にして、明るめに仕上げました。
講師・久野よりコーディネートへのアドバイス
Sayuriさん、こんにちは!
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。
アイテムの形のバランス感は、「堅くなりすぎないように」という目的には適したものとなっています。
ただ、差し色にしたグリーンがそれほど明るくないため、「差し色」といえる効果は生んでいません。
というのも、グリーンも青に近い明度が低い色相なので、低明度のコーディネートの中ではやはり目立ちづらいのです。
では最も明度が高い色相は・・・? というとイエローなのですが、面接というシーンを考えると、あまり明るくしすぎるのも考えものです。
そこで、間をとって赤にしてみるのはどうでしょうか?
ダークトーンの赤を選んでも、グリーンに比べると明るさは増し、アクセントとしての効果は強くなりました。
それに加え、ネックレスをスカーフに変更。ここに小面積でダルトーンのイエローを加えることで、さらにアクセントに。
スカーフは首から細く掛けて、ジャケットの襟に添わせてちらっと見せるイメージです。
比較して見ましょう。
また、腕時計に関しては前の記事で指摘したように、ベルトの素材がカジュアルなので、同じようにメタルベルトのものに変更しています。
この作品に関しても、色相と色調のコントロールが課題となっていますので、「カラーコーディネート」の授業の際に詳しく勉強していきましょう。
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