パーソナルスタイリストを目指すのに「ファッションの歴史」を学ぶメリットは?

こんにちは!for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)広報担当です。

 

新型コロナウイルス感染症の影響が広がっていますが、FPSS第9期入門講座はWEB配信を使って、予定通り授業を行っています。

 

生徒さんからは

 

「いろんなことが停滞している中、学んでいることで前に進んでいる感覚が得られるのはとても大きい」

「やることがあると、精神的に安定する」

 

といった声を頂いています。

 

FPSSでは、以前からWEB配信での講義やオンラインイベント、オンラインサロン運営を行っている知見が蓄積されているため、それを生かし、現在通学中の生徒さんには、オンライン上で完結するスタイリングサービスのノウハウをお伝えするなどして、アフターコロナの起業へと備えてもらえるような指導に注力しています。

 

さて、入門講座第1回目の動画授業&ライブ授業のテーマは「ファッション史」。近現代のファッションの歴史を学ぶことを通じて、様々なファッションアイテムの由来やトレンドの流れ、ファッション用語の正確な意味などを身につけました。

 

パーソナルスタイリストやイメージコンサルタントのスクールでは、ファッションの歴史といった、いわばファッションの超基礎から学習をはじめるところはほとんどありません。

しかし、一般個人のお客様にアドバイスをするパーソナルスタイリストにこそ、こういった基礎が重要。

 

その意味は、この授業を受けた9期の生徒のみなさんの感想からもわかるはずです。

社会情勢を読み取ることで、今後のファッションリバイバルを予測できるようになりたいと感じた。お客様の世代とその方のファッション史がわかることでお客様へのアドバイスも的確にできたらと感じた。

ーーたかこさん

動画授業を見て課題を制作したことで、流れはわかった!と思い込んでいましたが、テストを受けてみて、全く覚えられていなかったことがわかり、自分にがっかりしました。○○年代はこんな感じ、とぼんやり頭に入れても、アウトプットは出来ないんだと感じました。今後は、自分で説明するとしたらどう表現するかを考えながら取り組んで行きたいと思います。

ーーakさん

久野先生が教えてくださった、スポーツウェアが日常生活の洋服として、さらに、おしゃれなファッションとして着られるようになった経緯のお話がとても興味深かったです。

確かに、誰が見ても分かる良さというのは、機能面が最も分かりやすいですし、言語化が苦手な私でも説明しやすい点だと思うので、誰でも理解し伝えやすいことがスポーツウェアの流行を後押ししているのだと気づきました。

このお話の中で一番驚いたことが、「似合う」も機能だということと、構造的にずっと機能に頼ってきていたというでした。

先生が仰ったように、「理論で説明できるだけでなく、お客様の感情を理解・刺激できるようなパーソナルスタイリスト」を目指せば、おしゃれで悩む人だけでなく、悩んでいることに無自覚な人たちにもおしゃれに関心を持ってもらえるだろうと感じました。

ーーsetsuさん

これまでコーデやアイテムに対し○○年代っぽいという発想があまりなかったので、ファッションを論理的に考えるための物差しを一つ手に入れた感覚です。(知識はまだまだですが)

大学で日本史を専攻しており、なぜ歴史を学ぶのか?それは未来を知るためである(歴史は繰り返す)という認識を持っていたので、ファッション史を知る=トレンド予測に繋がるという考え方がとてもしっくり来ました。

それにアイテムごとのルーツやエピソードを知っていると、何も知らないときに比べて、身に付けたときの心持ちが豊かになる気がします。

そして、宿題のコラージュがとっても楽しかったです。普段は仕事柄デジタルでの作業が多いので、アナログの手触りのある感じがとても新鮮でした。

テーマを決めずに惹かれるものをひたすら切り貼りしていけば、好みの傾向を知るのに役立つかもしれません。お客様と一緒に作るのも面白そうです。

ーー座間ゆうこさん

歴史を学ぶことで、トレンドの流れの傾向がわかり、未来を読めるようになること。

そして、ファッションは論理的に解釈できるということが理解できるようになること。

これらが、ファッション史を学ぶ重要なメリットなんです。

 

さて、ところで。

座間さんの感想の中に出てきた、宿題のコラージュ。これ、ファッション史の授業のお楽しみ課題なんです。

9期生の皆さんの作品をちらっとお見せしますね!

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コラージュ作成の課題は、ファッション史の知識が定着しているかどうかを確認する目的もありますが、それ以上に、ビジュアル資料を作成することに慣れる目的もあります。

パーソナルスタイリストになると、お客様に様々なビジュアル資料を作ってお見せする必要性に迫られます。その時に、わかりやすく美しいものが作成できるよう、そのポイントを指導しています。

FPSSで教えているのは、単にファッションの知識だけでなく、お客様に伝えるための様々なスキルなんです。

執筆者プロフィール

久野 梨沙
久野 梨沙for*styleパーソナルスタイリストスクール代表
株式会社フォースタイル 代表取締役社長/一般社団法日本服装心理学協会 代表理事/公認心理師

服装心理学®に基づくパーソナルスタイリングの第⼀人者。大学で心理学を研究した後、大手アパレルメーカーの企画職を経てスタイリストに。社団法人日本服装心理学協会の代表として、装いが人の心に与える影響を研究する「服装心理学®」の啓蒙活動にも尽力。自己肯定感を高めるファッションカウンセリングや、服装を用いた印象コントロールに定評がある。著書に「最高にしっくり似合う服選び」(学研プラス)など。
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