2022年秋冬から洋服が続々値上げ・・・・・・今できる備えは?

こんにちは! パーソナルスタイリスト・公認心理師の久野梨沙(@RisaHisano)です。

あっという間に 2 月!

アパレルショップでも冬物のセールはほぼ終わり。
春物にどんどん入れ替わっていくタイミングということで、私も顧客様のパーソナルスタイリングが次々と入ってきています。

2022年秋冬から洋服が続々値上げ・・・・・・今できる備えは?

▲最近は感染状況がよろしくないので、またオンラインでのカウンセリングやお買い物同行が増えています

季節が変わると、お客様にはまず今季の流行についてお伝えして今シーズン買うべき物をご提案していくわけなんですが、今年に入ってから、ファッション業界全体にある動きが出てきたので、今はそれを皆さんにお伝えしているところです。

それでは、価格面での動き。具体的にいうと「値上げ」です。

秋冬以降、洋服の値上げが始まりそう・・・

ちょうど先日、フランスで発出された洋服の廃棄禁止令の話に絡めて、「今後は時代の流れで大量生産大量消費が難しくなるため、洋服の単価が上がっていくはず」とPodcastでも話したばかりだったのですが・・・

早速その流れが、国内でも具体的になり始めているんです。

値上げの遠因にはもちろんこうしたSDGsの流れもありますが、直接的な要因は、原材料や原油価格、物流費の高騰です。
これはアパレル業界に限ったことではなく、既に食品なども次々値上げが発表されていますよね。

さらに円安が続いているのも厳しいところ。

海外から原材料を輸入する場合はもちろん、生産までも海外ですべて行う場合、また、セレクトショップのように海外ブランドから買い付けする場合。これら全てに円安は影響してきます。

原材料から生産まですべて国産という場合には影響しませんが、昨今そんなブランドはごくごくわずかですから。

そんな中、多くのメーカー・ブランドが今年の春夏物までは価格を据え置いて頑張っています。
しかし、今度の秋冬からは価格を見直しますというところが多いようです。

有名どころでいくと、UNIQLOやGU、しまむら、良品計画(=無印良品)などが、業界新聞の取材に対し、価格の見直しについて言及しています。

もちろん、多くのメーカーが「単純に値上げをするわけではない」と補足しています。

例えば毎年毎年販売するような定番商品があったとして、その品質もデザインも仕様も全く変えず、値段だけ2,980円から3,980円に変えます、なんてことはしない、と。

値上げをするからには、お客様にもご納得頂けるよう、商品内容も一緒に見直していきますよ・・・・・・ということのようです。

それに、そもそもアパレルで毎年同じ商品を販売するっていうケースがかなり少ないので、そういう意味では、食品なんかに比べると、値上げがはっきりとわかることってとても少ないと思います。

ですから、今年の秋冬以降は、

あれ、これまでと同じ予算で服を買っているのに、何か今年は買える枚数が少ないな・・・・・・?
特に高いブランドばかり買ったつもりはないんだけど💦💦

という感じで、気づかないうちにじわじわと、私たちのおしゃれに影響が出てくることになるでしょう。

変わらずおしゃれを楽しむために、今からできる備えはこの3つ

では、消費者として今から備えとしてできることは何でしょうか? 具体的には3つほど考えられます。

買い換えを検討している定番品があれば、今年の春夏のうちに!

まずは自分のワードローブをざっと点検してみて、よく着るもの、自分にとっての定番品と言える服の中で、傷んでいて買い換えなきゃいけないものとか、ちょうど処分してしまって買わなきゃ行けないようなものがないかどうか、確認してみて下さい。

それらは、今年の春夏のうちに買っておいたほうがよいでしょう。

春夏、特に春の初めの時期は、通年着られるものも結構売っています。
具体的には綿やポリエステルの地厚でさらっとした生地のアイテム。

これらは今買っても秋冬にも使えますから、買っておいても損はありません。

私も実際に、この春のパーソナルスタイリングでは、お客様に買い換えをお勧めしています。

長くご利用頂いているお客様であればこれまでのご購入品の履歴がすべてわかるため、お客様に聞かずともそろそろ買い換えるべき物がリストアップできます。
それらを、この春夏のうちにできるだけお得に買い換えていっているんです。

コロナ禍に入って、もう丸2年です。

この間に体型が変わったり、生活環境が変わったりで、買い換えなきゃって思っている服、結構ないですか?

「感染状況が落ち着いてから買いに行けばいっか」って、購入を保留しているアイテム、ありませんか?

そんなにトレンドに左右されない定番的なもので、新調しておいた方がよいともう現段階でわかっている服であれば、今後の値上げを考えると、この春夏のうちに購入を検討した方がよさそうですよ。

自分のコーデの方向性を固めて、今後の無駄買いを防ぐ

もちろん、買い換えや新調の必要性を感じなければ無理に購入する必要はありません。
ただ、秋冬以降に備えて、無駄買いを防げる手は打っておくとよいかもしれません。

例えば、自分のコーディネートの方向性を固めておくこと。
軸がぶれなければ無駄な物を買わなくて済みますし、少ない枚数でおしゃれができるようにもなります。
厳選して買い物ができるようになりますから、洋服の単価が上がってもそれほど動じなくなるでしょう。

「好きな服を着ていきたい!」と思うなら、どんなテイストのファッションを追求していくのか、自分の「好き」をしっかり明確にしておくこと。
頭の中だけで描くのではなく、好きなコーディネート画像をまとめたコラージュを作っておくとよりブレなくなりますよね。

また「似合う服を着たい」と思うなら、どんな服が似合うのかしっかりと学んでおくべきです。
似合う基準が曖昧だと、洋服の買い物も失敗しやすくなりますから。

今のうちに、プロにワードローブを見てもらって、服の偏りや不足を指摘しておいてもらうのもいいですね。
自分では使いこなせていない服の着こなし方がわかれば、結果的に服の購入枚数が少なくて済みます。
着ないものをリサイクルに出して、次シーズンの購入費の足しにしても◎。

▲こちらはフォースタイルのワードローブチェックの様子・・・🎥

小物で同じ服を様々にアレンジできる術を身につけておく

さらに、少ない服の枚数で楽しめるテクニックと言えば、小物でのアレンジです。

スカーフや帽子、アクセサリーなどの服飾小物は一般的には1点当たりの単価が服よりお手頃です。

これらを使って同じ服でも違う印象に見えるようにアレンジできるようになれば、買える服の枚数が減っても、これまで通りおしゃれを楽しむことができるはず。

そうはいっても、小物の買い物を失敗したり買っても結局使えなければ、無駄な出費になってしまうことには変わりありませんから、ぜひテクニックを覚えておきたいところです。

そんなわけで、私がやっているオンラインサロン「服装心理lab.」では、今月は「顔周りアイテムの選び方 & イメチェン術」と題し、ピアスとかイヤリング、メガネといった顔周りの服飾小物で服の印象を変えたり、自分に似合わせたりといったテクニックをお伝えしていきます。

毎回メールレッスンでじっくりお伝えしていくので、好きなときに学べますし、実践したときに出てくる疑問をいつでも質問できる会員専用チャットもあって便利ですよ。

学びと実践を今から繰り返しておけば、確実に秋冬までには小物でのアレンジスキルが身につくはず💪✨

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lab.では、会員向けの特別価格で似合う服の診断やワードローブチェックも受けられますから、秋冬に向けて自分のコーデの方向性をしっかり固めておきたい人にもぴったり。
賢く学んで、秋以降も引き続きおしゃれを楽しめるよう、一緒に準備していきましょう〜

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