こんにちは! パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。

 

ビジネスカジュアルの脱・おじさん化が叶う!新しい時代の救世主アイテムとは?

 

この春夏もたくさんのパーソナルスタイリングを担当させていただきましたが、ビジネススタイルの領域では、在宅勤務の拡大によってさらにカジュアル化が進んだなぁ、という変化をひしひしと感じました。

 

多くのお客様が出社は1日程度という状況の中で、これまでスーツで通勤していた人もすべて「ZOOMの会議でだらしなく見えない程度の格好ならばOK」という風に変わりました。
そして、その数少ない出社の日でさえも、「これまでのようなかっちりしたスーツだと却って浮いてしまう」と仰るお客様が多く、今年からはほんとーーーうにスーツのスタイリングが減りました。

 

これまでもビジネススタイルのカジュアル化は進んでいましたが、このコロナ禍が最後のとどめになった、という感じです。

 

その分増えたのが「在宅勤務でも、出社日でも、休日でも使える服」のリクエストです。
つまり、今の状況でできる限りたくさんのシーンで着られる服が欲しい、ということですね。
基本的に人に会う機会自体が減っていますから、その中でTPO超えて使い回せる服が欲しい、というのは当然の需要だと思います。

 

で、そんなリクエストを自分なりに満たそうとして服を揃えていくと、皆さんだいたいこんな感じのビジネススタイリングになります。

 

ビジネスカジュアルの脱・おじさん化が叶う!新しい時代の救世主アイテムとは?

 

カジュアルなジャケットに、無地で濃い色のパンツを合わせて、インナーに無地のTシャツを合わせるコーディネートですね。
これも全然悪くないんですが、難点としては、インナーがTシャツなので、ジャケットを脱ぐと途端にかなりカジュアルな印象になってしまうところ……。

 

そこで、今年、男性のお客様にお勧めしたのがニットソーとかニットTシャツなどと呼ばれているトップスです。
わかりやすくいうと「生地はニットだけど、縫い方や見た目の形はTシャツっぽいトップス」という感じでしょうか。

 

Tシャツは発祥がスポーツアイテムなので、どうしてもカジュアルになりやすいんですが、それが生地だけでもニット編みになると、程よくきちんとした印象を残してくれる効果があるんです。

 

ビジネスカジュアルの脱・おじさん化が叶う!新しい時代の救世主アイテムとは?

 

たとえばこちらは今季のSHIPSでお客様にお勧めした「ラミー ニット Tシャツ」という商品なんですが、生地はニット編み。
袖口や襟回りもニット編みならではの柄パターンなので上品さが強く感じられます。

 

一方で形は今年らしいTシャツっぽいシルエット。特に、小さすぎずゆるすぎないサイズ感が大人の男性に最適です。

 

ここ数年、Tシャツはかなりビッグシルエットの物が流行していて、それをそのまま買っている男性も多いのですが、ジャケットのインナーとして着るにはもたついてしまって不向きです。
トレンドも取り入れた方がおしゃれに見えるのは確かですが、やはり大人になればなるほど「程よく」取り入れることが大切です。

 

そういう意味では、シルエットはこのアイテムのように、「洋服の肩が自分の肩より落ちるかな?」くらいのやや大きめシルエット程度に抑えておくのがお薦め。
この程度ならジャケットのインナーにもなるし、1枚できても今っぽいスタイルが完成します。

 

1つ取り入れるだけでこれまでのコーディネートの悩みを解決できたり、新たな印象を獲得できるアイテムってあるんですよね。
そういうアイテムこそ、真の意味で「コスパが良い」と言えるんじゃないでしょうか。

 

 

 

久野 梨沙

執筆者
久野 梨沙(ひさの りさ)

パーソナルスタイリスト / 服装心理カウンセラー。( 社 )日本服装心理 学協会代表理事。服装心理学に基づくスタイリングの第一人者。大学 で認知心理学を研究した後、大手アパレルメーカーでの商品企画職を 経て個人向けスタイリストに。1 万件に上るスタイリング実績を元に、 精度の高いイメージコントロールをすることで定評がある。