ウエストは細いのに、ヒップや太ももにはボリュームがあって合うパンツがない!そんな人のボトムの探し方

こんにちは! パーソナルスタイリスト・公認心理師の久野梨沙(@RisaHisano)です。

私のpodcast宛にマシュマロから投げていただいたメッセージへのお返事編。
今回はこんなご質問です。

久野先生こんばんは。ラジオネームかがみやです。 Spotifyから素敵なラジオを一気に聞かせていただき、何かお返しできることはないかと『最高にしっかり似合う服選び』を購入させていただきました。カラフルでわかりやすく、楽しく読ませていただいております。 早速ですが質問です。 私は内キャラフェミニン、外キャラクレバー(FA、X型、サマー)の診断結果でした。 クレバータイプ向きの服が苦手というわけではないのですが、とにかく足が太く(腰骨の横幅より太ももの横幅の方が太いほどです!)、シュッとしたパンツを避けて、体型の隠れそうなふんわりした素材のワンピースやロングスカートなどを選んでしまいがちです。 (こんな体型なので、足に合わせればウエストがブカブカなど、パンツがそもそも選びにくい体型なのもあるなぁと思っています。) 身長が170㎝近くあり、ふんわりしたものを着てしまうと、全体的に大きな人!という感じが出てしまい、それはそれで気になるのですが、こんな私でもシュッとクレバーに着こなせるスカートやパンツ、ワンピースはあるものでしょうか。 (ロングスカートに大きめのプリーツが入ったものや、腰でリボン結びするワンピースなどが良いのでしょうか…?) ご教示いただけますと幸いです。

「下半身にボリュームがある」っていうお悩みを持っている人は多いものですが、ウエストとヒップと太ももの幅すべて同じようにボリュームがあるのであれば、パンツ選びはまだ簡単です。

Mサイズではなく、LサイズやXLサイズを選べばいいわけですから。(もちろん、「上半身とのバランスが取れない」とか、パンツ選び以外のお悩みはまた別の話ですが・・・・・・)

しかし、ウエストから下に均等にボリュームがあるわけではない、というタイプはとても大変です。

このメッセージを下さったかがみやさんのお悩みも、これに当てはまります。

かがみやさんの場合には、ウエストは細く、ヒップ(腰幅)も恐らくそれほど気にならないのに、太ももだけにボリュームがある・・・・・・ということですよね。

こういうケースだと、パンツのサイズを上げれば解決、という単純な話ではありません。

サイズを上げればウエストやヒップがゆるくなり、かといってウエストやヒップに合わせれば、太ももが合わないからです。

ですから、こういうお悩みを持っている人は、パンツは諦めてスカートを履いているという人も多いです。

でも、パンツも履きたいですよね・・・・・・。

そこで、今回は「太ももにボリュームがある人が、ふんわりスカート以外に似合うボトムの選ぶ方法」をお伝えします!

特にかがみやさんには体型タイプも記載していただきましたのでより細かくお伝えできると思いますよ〜

この内容は以下のPodcastでも聞くことができます。
音声で楽しみたい方は以下からどうぞ!

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プリーツスカート?ワンピース? 太ももにボリュームがあるタイプが選ぶべきボトムと、着こなしの注意点とは

まずはかがみやさんのタイプをおさらいしてみましょう。

拙著「最高にしっくり似合う服選び」で内キャラ(性格に合う服のタイプ)と外キャラ(外見に似合う服のタイプ)を診断して頂いたところ、以下のような結果になったんですよね。

内キャラ
フェミニン

外キャラ
顔パーツ診断:Feminine×Adult
体型診断:X型
パーソナルカラー診断:Summer

内キャラが「フェミニン」ということは、かがみやさんご本人の好みとしてはかわいらしい洋服もお好きなんでしょうね。

ふんわりしたスカートも好きだから、これまではまぁそれだけでもやってこれた、ということなんでしょう。

でも外見からいくと、お顔立ちは大人っぽく女性的で、そして体型もメリハリのあるタイプですから、どちらかといえばふんわりとしたファッションより、クールな大人っぽいファッションの方が似合う。
最高にしっくり似合う服選びを読んでこのことに気づいたら、そりゃあ、これまで着てこなかったようないわゆる「シュッとした感じ」の服にも挑戦してみたくなりますよね。

では、メッセージに書かれているように「大きめプリーツのロングスカート」はどうでしょう?

プリーツは直線要素なので、確かにシュッとした印象作りには一役買ってくれます。・・・が。
やっぱりプリーツって、ウエストが細くてヒップや太もも幅にボリュームがある人が着ると、広がってしまってボリュームがある部分が目立ちやすくなってしまうんですよね。なのであんまりお薦めはできません。

じゃあ、「腰でリボン結びするワンピース」は?

これはとっても良いと思います!

「カシュクールワンピース」って呼ばれるような、ジャージ素材で、ウエストでリボン結びをして留めるタイプの物で、スカートはフレア・・・という、ああいうワンピース。

これはなぜよいかというと、X型の「細いウエスト」が引き立つ!ということに尽きます。

かがみやさんは特に身長も高いので、「全体的に大きな人!という感じが出て」しまうことも気にしていらっしゃいましたが、こういう場合、大きいところをカバーしよう・隠そうと考えるより、細いところをしっかり目立たせる、というのが有効なんです。

ですから、X型体型の場合にはウエストがしっかりくびれているはずなので、ここを出す。

リボンで視線を集める!

そうすると、相対的に、太もものボリュームが目立ちにくくなる、というワケです。
それに、カシュクールワンピースは体のラインが程よく出ますから、かがみやさんの大人っぽいお顔立ちにもとてもよく似合うはず。

逆に、ふんわりしたワンピースで太ももをカバーしようということばかりに意識が奪われて、肩から裾に向かって Aラインにぶわっと広がっていくようなワンピースを着てしまうのはNG。

細いウエストが隠れてしまって、全体的に大きく見えてしまうからです。

で、カシュクールワンピースを着るならさらにプラスで意識して頂きたいのは、「ウエストより少し高い位置でリボンを結ぶ」ということ。

ヒップの横幅よりも太ももの横幅が広いと、重心が下がって、実際よりも足が短くみえてしまうことにつながります。

リボンを高めの位置で結んで、ウエスト位置を少し高めに見せれば、それが防げます。

続いて、パンツのお薦めは断然ワイドパンツです。

ワイドパンツは、腰から裾にかけて広がっていくデザインなので、ヒップや太ももが細いとぶかぶかしてしまって上手く着こなせないんですよね。太ももがパーンと張っているくらいのほうがかっこよく着られます。

なかでも、真ん中に折り目(センタープレス)が入っているようなきちんとして見えるデザインのワイドパンツであれば、脚長効果も狙えますし、大人っぽい印象になるので特にお薦め。ぜひ試してみて下さい!

自分に似合うタイプのボトムとともに、知っておきたい「自分に合うパターンのブランド」

ワイドパンツであれば、おそらく幅広いブランドで、かがみやさんのようなタイプに合うものが見つけられるはず。

でも、実は、パンツの形ってブランドごとに違います。

同じMサイズや9号を選んでも、ウエストからヒップ、太ももまでのシルエットって全然違うんです。
あまりメリハリのないすとんとしたシルエットの物もあれば、かがみやさんに似合いそうな、ウエストがきゅっと絞られていて、ヒップと太ももの厚みをしっかり取ったブランドもあります。

たしかに、日本には前者のような形のブランドが多い傾向にはあります。でも後者の形も探せばあります。

そういうブランドを知っているか否かで、ボトム選びの難易度って全然変わってしまうんですよね・・・。

私が運営しているオンラインサロン「服装心理lab.」の、今月のライブ配信では、実はこのあたりに迫った講義を行います。
「これだけ押さえればOK!デニム代表ブランド・商品解説」というタイトルでの講義なんですが、デニムもブランドによって全然シルエットが違うんです。それを徹底解説します。

これを聞いて頂ければ、デニムに限らずボトム選び全般で、「どういう風に自分に合うシルエットのブランドを探し当てれば良いか」がわかるはずです。

体型に合うボトム選びに悩んでいる方は、ぜひご参加下さい。

服装心理lab.」に今月中にご入会頂ければ、ライブ配信日に間に合わなくても、アーカイブ視聴できますよ!

あなたもおしゃれのお悩みを相談してみませんか?
Podcast「おしゃれの呪いを解くラジオ」の配信内やこのブログで久野が直接回答します!

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大人世代に必要なおしゃれの知識が学べる
服装心理lab.
9月のテーマは
「体型タイプ別に知る、服のサイズ感」

大人のためのおしゃれの学び場「服装心理lab.」はおしゃれの”超”基本と服装心理学を学べる月額制サービス。
週1のメールレッスンと、月1の動画レッスン、そして毎日使える会員専用チャットで、自分のおしゃれをじっくり磨けます。

9月のレッスンテーマは「体型タイプ別に知る、服のサイズ感」

似合うかどうかに加え、服がおしゃれに見えるかどうかの重要な要素が、「今っぽい」かどうか。

そしてその「今っぽさ」の鍵を握るのが、服のサイズ感です。

サイズ感は、今の主流のシルエットと自分に似合う大きさ・形を掛け合わせた概念。トレンドのシルエットがだんだん細身に移行しつつある今、自分に適したサイズ感の知識をアップデートしておきましょう。

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