買いたい服のイメージが具体的すぎて、ぴったりくるものが見つからず服が買えない・・・!

 

こんにちは! パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。

今回は、私のpodcast宛にマシュマロから投げていただいたお悩みへのお返事編です。
今回取り上げるお悩みはこちら。

 

こんにちは。いつも楽しくポッドキャストを拝聴しています!アリーと申します。 さっそくですが、質問です。 わたしはかなり買い物に時間がかかってしまうタイプです。セーター一着買うのに、デパートや商業施設をぐるぐる回って、結局何も買わなかったということもよくあります。 というのも、買いたいものが具体的すぎて、ぴったり同じか似ているものでなければ買いたくなくなってしまうのです。 Vネックで、色は緑で、少しオーバーサイズで、素材は……などなど。それが雑誌で見たものならそれをそのまま買えばいいのですが、わたしの頭の中で考え出した、わたしの欲しい服だった場合は、それはもう大変です。無い方が多く、じゃあ違うものや似たものを、という気分にもなれません。 そんなわけで、わたしのクローゼットは着回しはできるけどあまり好みではない無難な服や、気に入っているけど古い服しかありません。 気に入った服のほとんどは、服を買うつもりがないとき偶然出会ったような、ビビっときた服が多く、狙って買ったものはほとんどありません。なので、欲しい時、欲しいものを買えた記憶があまりないです。 新しい服を買い足すとき、どのような準備をしていくべきでしょうか。教えてください。

 

こんな風に、買い物に時間がかかってしまうという方、多いんじゃないでしょうかね・・・?そんなお悩みを持つ皆さんに参考にして頂ける解決法、お伝えします!

この内容は以下のPodcastで、2回にわたって解説しています。
音声で聞きたい方は以下からどうぞ!

 

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服の買い物の失敗の意外な原因、それは「エネルギー切れ」!

 

さて。
まず皆さんに自覚していただきたいことは、

そもそも、買い物って実はすごくエネルギーを消耗するものなんだ

ということです。

 

まず、服を探してデパートや商業施設を歩き回るだけでも疲れますよね。

次に試着。
私が子供服の企画職だった頃の話なんですが、作ろうとしている服のシルエットを確認するために、サンプルをたくさん着るモデル役のお子さんに着てもらうことがあるんですね。
そのお子さん達には、短時間にかなりたくさんの服を脱いだり着たりしてもらいます。
すると、試着中に体調を崩してしまう子が結構いるんですね。ひどいと吐いてしまったり・・・💦

さすがに大人の場合には試着だけでここまで体調を崩すことはありませんが、でも子供だと疲れで吐いてしまうこともあるくらい、試着って全身運動で疲れるものだってことなんですね。

その上、やっと試着が終わったら今度は、その服を買うかどうかの決断しなきゃいけない。人間、この「決断」にもとても多くのエネルギーを必要とします。

なので、「いかにエネルギーを温存できるか」が、洋服の買い物成功の秘訣と言っても過言ではありません。

 

ご質問下さったアリーさんも、そして服の買い物を苦手に感じているあなたも。もしかして、買うかどうか決断する前の時点で疲れて、エネルギー切れになってしまっていませんか?

だからじっくり比較検討する気力がなくて、「ピッタリ同じじゃないからパス!」となってしまっているとか。だとしたら、まずエネルギー切れを防ぐために、以下の2つを一旦やめてみましょう。

 

エネルギー切れ防止策その1:足で服を探すのをやめる

 

まず、洋服を買うとき、足で探すのをやめましょう。

アリーさんのような悩みを持つ人の場合には特に、ネット検索で服を探した方が絶対にいいです。

 

もしどんな色やデザインの服が欲しいか定まっていないなら、ネット検索の使いようがないので、店頭で限られた選択肢の中から選ぶ方が正解。
でも、アリーさんは既に欲しい服のイメージが具体的に決まっているわけですから、それがそのまま検索キーワードになりますよね。なので、ネット上にあるたくさんの選択肢の中から条件を絞り込んで探した方が、理想に近い服に出会える確率はぐっと上がるはず。

探すエネルギーが温存できるから、比較検討や決断にしっかりとエネルギーを使えて、結果的に良い買い物ができるようになると思います。

 

エネルギー切れ防止策その2:自分で探すのをやめる

 

次にできることは、「自分で探すのをやめる」ということです。例えば、私たちのようなパーソナルスタイリストを活用してみる、という手があります。

あなたが思い描く「理想の服」は、あくまであなたの持つのスキルで、あなたの持つ知識の中で考えられる範囲での「理想」です。
でも私たちプロはお客様の理想に近い服はもちろんですが、その人の考え方や着方まで分析してお客様の「理想」を上回る服も提案できます。

 

お金を払う代わりに、エネルギーを使わず理想以上の服が手に入るのが、パーソナルスタイリストに頼る大きなメリットなんです。

 

ちなみに、私が運営しているオンラインファッションコミュニティ「服装心理lab.」では、探している服や買おうとして決断しかねている服を会員専用チャットに投稿すれば、運営スタイリスト達からアドバイスをもらうことができます。

 

 

おしゃれ悩みの根本原因は「自分の感情に振り回されてしまうこと」

 

ということで、「いざ理想に近い服が見つかった時、比較検討して決断するエネルギーがなくなっているのでは?」という仮定のもと、今すぐできる対策として①歩き回らずにネット検索する②自分ではなくプロに探してもらう という2つの方法を提案してみましたが、次は、今度はもう少し根本的にこの問題を考えてみましょうか。

おしゃれで悩んでいる人は、自分の感情に振り回されていることが多いです。

 

例えばアリーさんは、「好き」という感情に振り回されて、その感情が沸き起こる服に出会うのを待つしかない状態になっています。
他にも、「損したくない!」という感情に振り回されて無難な服や安い服しか買えない人や、「変だと思われたくない!」という感情に振り回されて、皆が着ているのと同じような服しか買えない人もいます。

服は毎日着るものだし、自分との距離も近いから、どうしても主観的になって感情に振り回されてしまいやすいもの。
その結果、悩みも深くなりがちです。その対策としては、「その感情がいつ、どうして沸き起こるのか?」を自己分析して、理解するしかありません。

では、感情を分析&理解して、セルフコントロールするためにはどうするか。おしゃれをするときの感情って十人十色だし、友達や店員さんに相談したとしても、その人が同じ感情の持ち主とは限りませんよね。

 

そこで便利なのが、一般社団法人日本服装心理学協会が開発した「服装心理診断」です。
この診断は、あなたのファッションの価値観を分析して、客観的に把握することができる優れもの。正式診断は、日本服装心理学協会が認定したスタイリストの元で受けられますが、簡易版は以下のサイトでも受けることができます。

 

 

また、先日発売された私の著書「最高にしっくり似合う服選び」の中でも、ファッションに対する感情を分析できる「内キャラ診断」というツールを提供しています。
こちらは自分の服に対する感情がわかるだけでなく、そこから「着るとしっくり来る服」の具体例まで載っているので、さらにお薦めです。

 

 

いくら外見的に似合う服が分かっても、感情に振り回されている限りは悩みは解消されません。
なので、なかなか解決できないおしゃれ悩みを持っているなら、ぜひこれらのツールを使ってみることをお薦めします。

 

「好き嫌い」の感情に振り回されて、おしゃれを難しく感じているなら・・・

 

ただ、アリーさんの場合、自分が振り回されている感情が「好き」であることまでは突き止められていますよね。

であれば、次に分析すべきなのは、「どういうものを自分は好きと感じるのか?」「なぜ自分はこれを欲しいと思ったのか?」ということです。
ぜひ、昔・先月・そして今欲しいと思ったものを思い出して、「なぜ欲しいと思ったのか」をそれぞれ自分なりに書き出してみてください。
必ず何かしら共通点が見つかって、客観的になれるはずです。

 

例えば、「好き」に振り回されがちな人って、一般的に目新しいもの好きな傾向があるんですよね。
もしかして、「Vネックでオーバーサイズの緑色の服、最近見てないなあ」なんて無意識に思い描いていませんか?
もし「最近見ていないから好き→欲しい!」という思考回路を無意識にたどってしまっているとしたら。
そりゃ巷で全然見かけないんだから探してもなかなか売っていないですよね・・・💦 という感じで、分析していくとだんだん客観的に理解できてくると思います。

こうして「目新しさ・新鮮さが自分の『好き』の源なんだ!」ということが理解できたら、今度はさらに「自分が一番新鮮さを感じる要素(色、触り心地…)は何か?」を考えてみましょう。

 

そして、その「『好き』の源の、さらにその源」の一点だけを押さえて服を探してみてください。
100%ではなくても、今までは目に入らなかった70~80%は好きになれる服に出会えるはずです。
人生のパートナー選びと同じで、ほどほどに好きな方が、一緒にいると落ち着けて幸せだったりすることもあると思うんですよね。
そういう服をビビっと来る前に試しに買ってみたら、後からジワジワと好きになっていったり……。

今はちょうどコロナ禍で、外での買い物がしづらい時期。服との新しい付き合い方を見つけるための良い機会と捉えて、この記事を参考に、ぜひあなたの価値観の源をじっくり分析してみてください。

 

分析したことは、仕事や交友関係など、おしゃれ以外のことにもきっと役立つはずです。分析してみて分かったことがあったら、ぜひまた教えてくださいね。

追記:お悩みを寄せて下さった方から、後日談をいただきました!

このお悩みを寄せて下さったアリーさんから、後日談が届きました!

 

お答えありがとうございました!アリーです。 まさかあんなに詳しく解説が聞けると思っていなかったので、2日間とも興奮しながら、そうそう、そうなのと聞いておりました(笑) ほんと、買い物で体力減ってしまってました……。 そして自分が何を基準に「好き」を感じるのか自己分析し、60%〜70%くらい好きなもの、と頭に叩き込んで買い物に行ってみたところ……。なんと、6着も服を新調することができました!歩き回る時間も激減し、今までの苦労、なんだったの?!という感じです! スカスカのクローゼットが埋まってびっくりです。 わたしが見ていなかっただけで、わたしの「好き」の要素は意外といろんな服に散りばめられていたんだな……と気づきました。 本当にありがとうございます!服選びがとっても楽しくて、初めての経験でした! 新しい服でクリスマスを迎えられそうです。 久野さんも良いクリスマスをお迎えください!

 

 

アドバイスの内容を活かして、楽しく服選びが出来たとのこと本当によかった!
おしゃれを楽しむ上で、外見だけでなく自分の性格までを把握する事って本当に大事なんですよね・・・
これからもアリーさんのおしゃれがますます楽しいものになりますように!
あなたもおしゃれのお悩みを相談してみませんか?
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ご相談はこちらのマシュマロから投稿して下さいね!

 

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久野 梨沙

執筆者
久野 梨沙(ひさの りさ)

パーソナルスタイリスト / 服装心理カウンセラー。( 社 )日本服装心理 学協会代表理事。服装心理学に基づくスタイリングの第一人者。大学 で認知心理学を研究した後、大手アパレルメーカーでの商品企画職を 経て個人向けスタイリストに。1 万件に上るスタイリング実績を元に、 精度の高いイメージコントロールをすることで定評がある。