好きなブランドの福袋をつい買ってしまった・・・・・活用方法教えて!

 

こんにちは! パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。

今回は、私のpodcast宛にマシュマロから投げていただいたお悩みへのお返事編です。
今回取り上げるお悩みはこちら。

いつも楽しく拝聴しています。 福袋についてお聞きしたいなと思って初めてお便りします。 私は若い頃の失敗を教訓にここ10年は買わない誓いを守っていたのですが、今年は好きなブランドができてその福袋を購入してしまいました。 福袋専用品ではないものが入る、例年の傾向から使えるものが来そうなどと、 自分なりに考えて買ったつもりではあるのですが、まだ中身がわからないのもあり、「これ、イメコン的なものからは間逆の買い物だよなあ」などと悩みが出てきてしまいました。 久野さんの福袋についてのお考え(例えば、福袋にひかれる心理、誘惑に打ち勝つコツ、アパレル的福袋裏話、そしてできたら福袋の中身の活用法など)ぜひお聞きしたいです。月白より

この時期にぴったりなご質問ありがとうございます!今回はこのお悩みにお答えしていきますね。
この内容は以下のPodcastでも解説しています。

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アパレル的福袋裏話。10年前とは福袋の存在意義が変わっている!

色々リクエストいただいていますが、そうですね、まずアパレル的な福袋裏話って言いますと・・・・・・。

私がアパレル業界に入ったのはもう20年前なんですが、メーカーの企画職として入社しまして。
同期には営業職として入社した子も多かったんですが、彼・彼女たちが1年目の年末に、廊下にずらーーーっと袋を並べてその中に在庫をびしばし突っ込んで福袋を作っている姿が衝撃的でしたね😅

「ああ、本当に売れ残ったものを入れるんだなぁ」としみじみした覚えが・・・・・・💦

 

ただですね、今はもうそういう時代ではないですね。
あの頃と違ってSNSというものがありますから、どのブランドの福袋にどんな物が入っていたのか、写真付きで瞬く間に拡散してしまいますよね。
そんな時代に、いかにも「売れ残りを詰めました」みたいな福袋だと、ブランドの人気まで落ちてしまいかねません。

ですから今では、逆に福袋をブランドの入口というか、好きになってもらうきっかけとして位置づけているところが多いのではないかと思います。
そのブランドを代表するような定番品を入れたりして、「私たちはこういうブランドですよ」っていう自己紹介代わりというか、自信を持って拡散してもらえるようなラインナップを福袋にしていますよね。
もうブランド側もほぼ広告費と割り切って赤字覚悟で良い商品を詰め込んでいる印象です。

今回お便り下さった月白さんも、ここ10年は福袋を買わないようにしていたって書かれているので、10年以上前に福袋に苦い思い出があると思うんですが、もう時代が変わっているので、「買ってしまった・・・・・・!」なってビクビクしなくても大丈夫なんじゃないかな、っていうのはまずお伝えしたいところですね。

人が福袋の誘惑に抗いがたい心理的理由とは

しかしそうはいっても。
中に何が入っているかわからない状態で販売しているのが福袋。

やっぱり買うのにリスクはありますよね。なのになぜ、人は福袋を買いたくなってしまうのでしょうか?
人間は、基本的にリスクを避けようとする心理が強く働く性質があるにも関わらず。不思議ですよね。

この理由を説明するのによく「福袋は『2万円分の商品が入っているのに1万円で買える!』という価格設定をされているため、その価格差=お得!!というところに惹かれてつい買ってしまうのだ」という説明をされることがあります。

しかし、最近はそういうことではないのでは?と思います。逆に、「リスクを避けようとする心理」が働くからこそ、福袋を買いたくなるのではないかな、と。
どういうリスクかというと、「福袋を買わないで損してしまうリスク」です。

ここにもやっぱりSNSの発達が関係していて、ここ数年、福袋を買ったっていう投稿がSNSに溢れますよね、年明けは。
特に、福袋の中身がすごく嬉しかった人はその喜びコメントとともに投稿するじゃないですか。そうすると、それを買っていなかった人はすごく損した気分になりますよね。「ああ、買っておけば良かった・・・・・・」って。

そう、現在は「買わないことで損をした」っていうリスクが、目につきやすい時代なんですね。昔は買わなかった物を見ることはなかったわけですが、現代はそうではない。

だから、月白さんみたいに、「ずーっと福袋はかわないようにしていたけど、また最近買うようになった」って人はすごく多いんじゃないかと思います。
損するかもっていう恐怖には、人間なかなか抗えないですから。

洋服の福袋は「コーディネートの腕試しのチャンス」と考えるべし

好きなブランドの福袋をつい買ってしまった・・・・・活用方法教えて!

そんなわけで、最近の福袋にはそれほど悪い物は入っていないですし、「買っておけば良かった・・・・・・」ってSNSの投稿見ながら悔やむくらいなら買ってしまったらどうでしょう? という風にアドバイスすることが私も多くなっていますね。

もちろん、そんな風に購入をお勧めするからには、ちゃんとアパレル福袋の中身の活用法までしっかりとお伝えしておこうかと。

結論から言うと、アパレル福袋は、自分のコーディネートスキルを上げるチャンスにするのが、一番良い活用方法だと思います。

いくら最近の福袋にいわゆる「ハズレ」が少なくなったとは言え、やっぱり、自分が普段買わないような服が入っているリスクは当然あります。
月白さんのように「イメコン的な買い物」・・・・・・つまり、色んな診断を受けて、自分に似合う服の条件がわかるようになり、その条件に当てはまる物だけをしっかり厳選して購入する、というやり方を常日頃やっている人にとっては、一見「こんなの私の買うべき服じゃない!」と感じてしまう服が入っている可能性もあるわけですよね。
なにより福袋を買うという行為自体が「厳選して購入する」という行為とは真逆なわけで、それは正に月白さんが書かれているとおり、「イメコン的ものからは真逆の買い物」と言えます。

でも、おしゃれをしていく上で、「イメコン的な買い物」ばかりしている弊害というのも間違いなくあるんですよね。
それは、購入する洋服のバリエーションが、どんどん狭まってくること。そしてそれによって、コーディネートの幅がかなり限られてしまうことです。

それに、ファッションの面白さの第一段階は「自分に似合う服を自力で選べる」ということにあるのは間違いないんですが、その次の段階は、「似合わなそうな服を自分に似合わせることが出来る」っていうことなんですよ。
それには、イメコン的ではない買い物をする作業が絶対に必要なわけで、その手始めに福袋って言うのはとてもよい方法なんじゃないかと思います。

ファッションって、こういう風に、自分の検索できる範囲を超えたところでの出会いで大きく楽しさが広がります。人生の豊かさは、思わぬ出会いにある!

うちのオンラインファッションコミュニティ「服装心理lab.」でも、会員さんがなかなか着こなせなかった服をチャットに投稿すれば運営スタイリスト陣からアドバイスをもらえるんですが、そのやり取りを経ると、会員さんの着こなしスキルがぐっと上がるんですよね。
その過程を経るごとに、会員さん自身で考えつけるコーディネートの幅がどんどん広がっていくんです。

服装心理lab.」ではプロのスタイリストからのアドバイスとの出会いでコーデの幅を広げてもらっていますが、福袋のように自分では選ばないようなアイテムとの出会いでも、コーディネートの幅を広げることは当然できると思います。

ですから、せっかく買った福袋、「自分のコーディネートの腕試し!」と考えて、ぜひ楽しんでみてくださいね!

 

福袋が届いてコーディネートの腕試しをしたら、ぜひまたご報告くださいね!ご質問ありがとうございました!

・・・

このご質問を送って下さったラジオネーム月白さんから、回答のPodcastを聞いてご感想お便りいただきました!

 

久野さん、先日は質問にお答えいただきありがとうございました! 1つだけでもお答えいただけたらラッキーだなと思いながら送ったものを全部盛りでお答えいただいて、スマホの前で小躍りしながら拝聴しました。 アパレルの福袋、最後に買ったのは17年前(!) でしたので、久野さんのあたたかな言葉に背中を押されたようでとても嬉しく、福袋届くのを楽しみに待ちたいなと思っております。 腕試ししてからご報告しようかとも思ったのですが、取り急ぎお礼をお伝えしたく。月白より

 

前向きな気持ちになっていただけたようでよかったです!新しいおしゃれの扉が開くのが楽しみですね💕
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久野 梨沙

執筆者
久野 梨沙(ひさの りさ)

パーソナルスタイリスト / 服装心理カウンセラー。( 社 )日本服装心理 学協会代表理事。服装心理学に基づくスタイリングの第一人者。大学 で認知心理学を研究した後、大手アパレルメーカーでの商品企画職を 経て個人向けスタイリストに。1 万件に上るスタイリング実績を元に、 精度の高いイメージコントロールをすることで定評がある。