育児中にオシャレができずモヤモヤ…。どうすれば楽しみを見出せる？
こんにちは！ パーソナルスタイリスト・公認心理師の久野梨沙(＠RisaHisano）です。
今回も読者さんからのご質問からスタート。テーマは「育児中のファッション」についてです。
今日は「制限がある中でいかにファッションを楽しむか」というお話をしていきます。
ライフステージの変化とともに、着られる洋服が限られたり変化したりすることは、誰しも経験があるはず。
そういう意味では、育児中以外の方にも参考になるのではと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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この記事の内容
似合う服・好きな服が着られないもどかしさ
私の息子も、幼児期は過ぎたものの、まだまだ水溜りには飛び込むし、ジャブジャブ池には行くし、砂いじりもします。
ですから、子どもが小学校低学年ぐらいまでは着たい洋服が着られない時期があること、とってもよくわかります。好きなファッションを好きなように着られる時期というのは、実は結構貴重なものなんですよね……。
さて、質問者さんの悩みを読んでちょっと気になったのは
「イメコンで学んだことを活かせない現状にモヤモヤしている」
という部分。
（※イメコン＝イメージコンサルティング・イメコン診断。骨格や顔立ち、パーソナルカラーを診断し、最も似合うメイクやファッション、髪型をアドバイスしてもらうこと）
イメコンというのは、似合う服がわかるのはもちろんですが、それだけでなく「似合わない服を似合わせる方法」もわかるもの。
そういう意味では、質問者さんは、イメコンで学んだことを活かせない環境ではありません。むしろ、着慣れていない「育児に向いた服」を着るなら、イメコンで学んだことはそれを似合わせるためにかなり役立つはずです。
そう考えると、質問者さんのモヤモヤは「イメコンで学んだことを活かせない」ことが原因ではなさそう。
質問者さんはきっと、イメコンで「似合う」と言われた系統の服が好きでもあるんですよね。
イメコンで似合う服を教えてもらって、しかもそれが好き。でも、環境のせいで着られない……。ここに、もったいなさやもどかしさを感じているのではないかなと思いますがいかがでしょうか。
せっかく学んだことを活かせないと考えてしまうと、余計モヤモヤが増してしまいます。あくまで「好きな服が着られない現状が不満」というように、焦点を当てて悩みに向き合うことで、少しモヤモヤが減るのではと思いますよ。
制限があるファッションは人生の変化を楽しむ練習
世の中には、自分が何を着ていいかわからない、好きな服もあまり思い浮かばないという方がたくさんいます。何を着てもいまいちピンとこない、という方も少なくありません。
そんな中、質問者さんのように「自分の好きな服がわかっていて、しかもそれが似合う」いうのはとても幸運なこととも言えます。
でも、だからこそ、その「好きで似合う服」に強いこだわりが出てきてしまうんですよね。そしてこだわりの強さに比例して、それがかなわないときのストレスも大きくなる……。
ファッションに限らず、日々の生活や、ひいては人生全般においても「これじゃなきゃダメ！」というものがあればあるほど、それがかなわず心が折れる可能性も高くなってしまいます。
例えば、幼児の子育て期を抜けても、今度は加齢によって体型が変わったり、髪質・肌質が変わったりして、好きな服が今ほど似合わない時期が来るかもしれませんよね。
ファッションに限らず、人生は常に変化するものですから、制限がある中でファッションを楽しむ練習をすることで、人生における変化を楽しむスキルが向上すると考えてみたら……どうでしょうかね？？？
育児中は新しいファッションの楽しみ方を得るチャンス！
つまり、育児中で好きなファッションができない今を、新しいファッションの楽しみ方を得るチャンスだと思ってみてほしいんですね。
ファッションには、似合っていて好きな服を着る楽しみはもちろん、自分の変化や環境によって、新しい服を好きになる楽しみもあるってことを知っていただきたいと思います。
実は、一口に「似合う服」といっても、自分の外見に似合うだけでなく「自分の役割に似合う服」というものもあるんですよ。
本来はカジュアルな服があまり似合わない外見の方でも、子どもと一緒に公園に遊びに行くと、自分の外見では似合わないような服も、シチュエーションで着こなせるということが起こるんです。
それはまさに、今しか着られない服だと思いませんか？
ぜひ、今しかできないファッションを楽しんでもらいたいなと心から思います。
ファッションの楽しみ方を相談してみるのもアリ！
ただ、そうはいっても、制限がある中で楽しむアイデアが浮かんでこない、っていう別の悩みに突き当たる可能性はあると思うんですよね。
そんなときにはぜひ、for*styleのパーソナルスタイリストに相談して欲しいんです。
for*styleでは、スタイリストの仕事ではお客様を楽しませるアイデアを出す、ということも重要だ、と思っているんですよね。
一般的なイメコンサービスのように、ある種のファッションの正解を教えるというスタンスとはちょっと違って、ファッションをエンターテイメントとして楽しんでもらうというスタンスも大事だ、と。
ですから、今しか着られないファッションを楽しむ方法を知りたい、という場合にはfor*styleを活用して頂くのはとてもお薦めな方法です。
それから、服装心理lab. のようなコミュニティに入って、他の方がどう洋服を楽しんでいるのかを教えてもらったり、私を含めたスタイリストから洋服を楽しむアイデアをもらったりしてみると、制限がある中での楽しみ方が徐々につかめてくるのではないかと思いますよ。
それではまた次回お会いしましょう！
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