「ノームコア」はなぜ流行ったか?J-WAVEで反響が大きかったトレンドの裏側

141012j-waveJ-WAVEの朝の情報番組「TOKYO MORNING RADIO」に弊社代表・久野梨沙が出演。
今話題のトレンドワード「ノームコア」について解説しました。

「ノームコア」の定義からその発祥、そして日本ではどのように発展していくのかを解説。
なぜノームコアが流行ったのか、そして日本でも本当に流行するのでしょうか?

放送直後から反響が多かった、そのトレンドの表と裏を解説します!

そもそも「ノームコア」とはどんなスタイルのこと?

ノーマルとハードコアを組み合わせた造語、つまり「究極の普通」なスタイル。

発祥地のアメリカでは「色落ちジーンズやフリース、ラクなスニーカー」といったスタイルが
例に挙げられているが、集団に埋没してしまうような「普通の服」のことなので、
実はどんな集団に身を置くかによって「ノームコア」のスタイルは変わるのです。

ブランドを前面に出さず、周囲の人に同化するファッションが、
ノームコアであると言えます。

東京でも「ノームコア」は流行する?

「周囲に調和するファッション」と考えれば、日本人は、そもそも「ノームコア」が得意といえます。

例えば、、「量産型女子大生」という言葉が流行っていますが、
これは皆同じような服装をした女子大生のことを指しています。
しかし、若い女性がそのとき仲間内で流行っているスタイルで統一するのは
なにも今に始まったことではありません。

また、サラリーマンのスーツも、同化するスタイルという意味では立派なノームコア。

欧米人のファッション好きのように、服装に個性を求めている民族ではそもそもないので、
日本でいうノームコアは、本来いわれていたノームコアではなく
「シンプルなカジュアルファッション」という意味合いで広がっていくと私は予想しています。

ノームコアがブームになった背景にはどんな理由が?

ファッション文化の成熟がその理由として挙げられるでしょう。

ファッションの芸術性、デザイン性を追求して「人と違うスタイルを」「珍しいスタイルを」と追いかけていくと、いつしか、「普通な方が目立つ」という逆説的な現象が起こります。

また、ファッションが高度にビジネス化してしまったことで、
消費者も、毎シーズンころころかわるトレンドについて、
「単に新しい服を売りたいだけじゃないの?」と考えるようになってしまいました。

「人と違うことをアピールするファッション」に何か意味があるの?
という疑問を持った人が増えたことの表れとも言えるでしょう。

いかがでしょうか?
欧米でのノームコアと、日本でのノームコア。今後どのように広がっていくか注目ですね!

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